「最新の精神科医療の研究や実践」に努めています

「最新の精神科医療の研究や実践」に努めています

南湖こころのクリニックでは、地方においても最新の医学情報や治療方法を患者さんやそのご家族に提供できるよう、協会や学会が行う調査・研究、勉強会にも積極的に参加して、「最新の精神科医療の研究や実践」を続けています。

「日本の現状を調べ、海外に発信したい」

東京精神神経科診療所協会の上位団体として、日本精神神経科診療所協会があります。その日本精神神経科診療所協会と日本臨床精神神経薬理学会が、2017年からコラボ研究を始めました。きっかけは「治療法の多くのガイドラインなどが海外発で、日本発が少ない。日本の現状を調べ、海外に発信したい!」というものでした。

コラボ研究のアンケート調査に参加

コラボ研究としてまず行ったのが、大規模なアンケート調査です。日本の臨床医の先生方に実際の診療状況をアンケートとしてお願いしたのです。私も、旧知の先生から依頼があり、参加させていただきました。

解析結果が国際学会で発表される

今回のアンケート調査は、対象疾患を双極性障害に絞りました。にもかかわらず、179施設、197名の医師より回答があり、有効回答数はなんと3082件!これらをまとめると、とてつもないデータになることが分かり、この解析結果の一部は、2018年6月、日本臨床精神神経薬理学会から国際学会で発表されました (図1)。

情報共有と患者への還元が重要

新たな治療法の開発やその評価などは、一つのクリニックで出来るものではありません。多くの日本の先生方の実臨床などから得られた、日本人患者さん達の生きた情報を共有できると良いと思っていますし、それを少しでも患者さんたちに還元できたら素晴らしいと思っています。

東京精神神経科診療所協会・例会にて講演

南湖こころのクリニックが属する医療法人社団慈泉会は、福島県白河市が母体ですが、東京の市ヶ谷や池袋でもクリニックを開院しております。その為、東京精神神経科診療所協会に参加所属させていただいております。その例会が月に一度開催されており、今回、「日本精神神経科診療所協会と日本臨床精神神経薬理学会とのコラボ研究について(隣の先生の治療や処方が気になる!?)」と題した講演を行いました。

南湖こころのクリニックでは、より良い医学情報や治療方法を患者さんやそのご家族に提供できるように、「最新の精神科医療の研究や実践」を、今後も続けていく所存です。

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